『スティール・ボール・ラン(SBR)』の主人公、ジョニィ・ジョースター。
元天才騎手でありながら、ある事件によって下半身不随となったジョニィは、ジャイロ・ツェペリとの出会いをきっかけに北米大陸横断レース「スティール・ボール・ラン」へ参加します。
「ジョニィはなぜ歩けなくなった?」
「タスクはどんな能力?」
「ジャイロとはどんな関係?」
「最後は歩けるようになった?」
「ジョニィはその後どうなった?」
など、気になることも多いでしょう。
結論からいうと、ジョニィはSBRを通して肉体的にも精神的にも大きく成長する人物です。
そして彼の物語はSBRだけでは終わらず、第8部『ジョジョリオン』にもつながっています。
この記事では、ジョニィ・ジョースターの過去や能力、タスクACT1~ACT4、ジャイロとの関係、SBRの最後とその後まで徹底解説します。
※ここから『スティール・ボール・ラン』および『ジョジョリオン』のネタバレを含みます。
ジョニィ・ジョースターとは?
ジョニィ・ジョースターは『スティール・ボール・ラン』の主人公です。
本名はジョナサン・ジョースター。
幼い頃から乗馬の才能を持ち、若くして一流の騎手として成功していました。
しかし、SBR開始時点のジョニィは下半身不随となっており、車椅子で生活しています。
そんな彼の人生を変えたのが、ジャイロ・ツェペリとの出会いでした。
ジャイロが鉄球に「回転」を加えることで生み出した不思議な力に触れた瞬間、ジョニィの脚がわずかに動きます。
「回転の秘密を知れば、もう一度歩けるかもしれない」
そう考えたジョニィはジャイロを追い、SBRレースへ参加することになります。
つまりジョニィにとってSBRは、賞金や名誉を手に入れるためだけのレースではありません。
失ってしまった人生を取り戻すための旅でもあったのです。
ジョニィの過去|なぜ下半身不随になった?
ジョニィはもともと天才騎手として成功していました。
しかし若くして成功したことで傲慢になり、周囲に対して横柄な態度を取るようになっていきます。
そんな中、ジョニィは劇場でトラブルを起こし、相手から銃撃されます。
この銃撃によって脊髄を損傷し、下半身不随となりました。
騎手として成功し、自分には何でもできると思っていたジョニィ。
ところが一発の銃弾によって、その人生は大きく変わってしまいます。
ここがジョニィという主人公を理解するうえで重要です。
彼は最初から正義のために戦う英雄ではありません。
過去の自分への後悔や劣等感、再び歩きたいという強烈な執着を抱えています。
だからこそ、SBRを通した成長がより印象的に描かれています。
ジョニィの能力は「タスク」
ジョニィのスタンドはタスク(TUSK)です。
最大の特徴は、一つの完成された能力ではなく、
ACT1
↓
ACT2
↓
ACT3
↓
ACT4
と段階的に成長していくこと。
そしてタスクの成長には、ジャイロから学んだ「回転」が深く関係しています。
ジョニィ自身の成長とスタンドの進化がリンクしている点も、SBRの大きな魅力です。
タスクACT1|爪を回転させて撃つ
タスクACT1では、ジョニィ自身の爪を高速回転させ、弾丸のように発射できます。
一見するとシンプルな攻撃ですが、「回転」というSBRを象徴する力がスタンド能力として現れた重要な段階です。
ここからジョニィはジャイロの教えを受けながら、回転への理解を深めていきます。
タスクACT2|黄金長方形による回転
ACT2では「黄金長方形」の回転を利用することで、能力がさらに進化します。
爪弾が通過した場所に回転が残り、それ自体が相手を追跡するような攻撃へ発展。
単純に爪を撃つACT1から、より特殊なスタンド能力へ変化していきます。
ジョニィが「黄金の回転」に近づいていく重要なステップです。
タスクACT3|回転を利用して空間を移動
ACT3になると、ジョニィ自身が回転によって生み出した穴を利用できるようになります。
これにより、自分の体の一部などを穴へ移動させ、攻撃や回避に利用することが可能になります。
ACT1、ACT2と比較すると、単純な射撃能力から空間そのものへ干渉するような能力に変化していることが分かります。
タスクACT4|無限の回転
タスクの最終形態がACT4です。
ジョニィが「黄金の回転」を完成させることで発現する能力で、無限の回転エネルギーを相手へ与えます。
一度その回転を受けると、簡単に逃れることはできません。
この力はファニー・ヴァレンタインのD4Cラブトレインにも対抗できるほど強力。
そのためタスクACT4は、SBRだけでなくジョジョシリーズ全体でも最強クラスのスタンド候補として挙げられています。
▶ タスクACT4とは?無限の回転や強さを徹底解説
ジョニィとジャイロはどんな関係?
ジョニィにとってジャイロは、人生を変えた人物です。
二人の関係は最初から友情で始まったわけではありません。
ジョニィの目的は、
「ジャイロの回転の秘密を知りたい」
というもの。
そのため最初は師弟に近い関係でした。
しかし北米大陸を横断し、数々の敵と戦ううちに二人の間には強い信頼が生まれていきます。
ジャイロはジョニィに回転を教え、ジョニィもまたジャイロの目的を理解して彼を支えるようになります。
師弟であり、相棒であり、親友。
SBRが高く評価される理由の一つが、この二人の関係の変化です。
▶ ジョニィとジャイロの関係を解説|二人はなぜ親友になった?
ジョニィは最後に歩けるようになった?
結論からいうと、ジョニィはSBR終盤で脚を動かせるようになっています。
ただし、「タスクACT4を手に入れた瞬間に完全治癒した」という単純な話ではありません。
ジョニィは旅の中で回転を学び、馬との一体化や黄金の回転を身につけていきます。
そして最終的には、自分の脚で立つ姿が描かれます。
これは肉体的な変化であると同時に、SBR全体を象徴する展開とも考えられます。
物語序盤のジョニィは、人生そのものが止まっているような状態でした。
ジャイロと出会い、大陸を横断し、さまざまな経験を重ねたことで、ようやく自分自身の人生を前へ進めるようになります。
「歩く」という行為そのものがジョニィの成長を象徴しているとも解釈できるでしょう。
SBRの最後でジョニィはどうなる?
ファニー・ヴァレンタインとの戦いを乗り越えたあとも、ジョニィの物語は続きます。
SBRレース自体の優勝者はジョニィではありません。
それでもジョニィがこの旅で手に入れたものは、賞金やレースの順位よりはるかに大きなものでした。
ジョニィはジャイロとの旅を経て、再び自分の人生を歩き始めます。
物語の終盤ではジャイロへの思いも強く描かれ、SBRが単なるレースの勝敗を描いた作品ではなかったことが分かります。
ジョニィにとって本当のゴールは「レースで優勝すること」ではなく、もう一度自分の人生を歩き出すことだったのかもしれません。
ジョニィはその後どうなった?
ジョニィのその後については、第8部『ジョジョリオン』で明らかになります。
SBR終了後、ジョニィは東方理那と結婚。
日本へ渡り、家庭を築きます。
しかし、その後ジョニィの人生には再び大きな試練が訪れました。
妻の理那が病にかかったためです。
ジョニィは彼女を救おうと「聖なる遺体」の力を利用します。
その結果、理那の病は消えますが、その災いが息子へ移ってしまいます。
ジョニィは息子を救うため、タスクACT4の力を使って災いを自分へ移しました。
そして最終的に、ジョニィは命を落とすことになります。
ジョニィの死はSBRのテーマにもつながっている?
ジョニィの最後は非常に印象的です。
SBR序盤のジョニィは、自分が再び歩くためにジャイロを追いかけました。
言い換えれば、物語開始時の彼は「自分を救うため」に旅を始めています。
ところがその後のジョニィは、自分の家族を救うために自ら危険を引き受けました。
自分のために回転を求めた青年が、最後には大切な人を守るためにその力を使う。
ここまで含めて考えると、ジョニィという人物がSBRの旅を通してどれほど変化したのかが分かります。
彼の人生は決して幸福な出来事だけではありませんでした。
それでも、ジャイロとの旅で得たものは確実にその後のジョニィの生き方へつながっていたのでしょう。
ジョニィはジョナサン・ジョースターと同一人物?
ジョニィの本名が「ジョナサン・ジョースター」であるため、第1部の主人公ジョナサンとの関係も気になるところです。
ただし、第1部のジョナサン本人ではありません。
SBRは第1~6部までとは異なる世界を舞台としており、ジョニィはその世界における「ジョースター」の物語を担う人物です。
名前や血統など過去シリーズを連想させる要素はありますが、人物としては別人。
ジョナサンを知っている人ほど、二人の共通点と違いを比較しながら楽しめるでしょう。
まとめ|ジョニィは「再び歩き始める」主人公
ジョニィ・ジョースターは『スティール・ボール・ラン』の主人公です。
かつて天才騎手だったものの、銃撃によって下半身不随となり、人生に希望を失っていました。
そんなジョニィの人生を変えたのがジャイロ・ツェペリです。
ジャイロの「回転」に可能性を感じたジョニィはSBRレースへ参加。
旅の中で回転を学び、
タスクACT1
→ACT2
→ACT3
→ACT4
と能力を進化させていきます。
しかし、ジョニィの本当の成長はスタンドの強さだけではありません。
人生に絶望していた青年がジャイロと出会い、誰かを信頼し、自分自身の力で再び前へ進めるようになっていく。
その変化こそがジョニィ最大の魅力です。
そして『ジョジョリオン』で明らかになる最後まで見ると、ジョニィがSBRの旅で得た「前へ進む力」が、その後の人生にもつながっていたことが分かります。


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