『スティール・ボール・ラン(SBR)』に登場する印象的なスタンドの一つが「スケアリー・モンスターズ」です。
ディエゴ・ブランドーが恐竜のような姿になることから、
「ディエゴのスタンド能力なの?」
「なぜ恐竜になれる?」
「他人まで恐竜にできるの?」
「スケアリー・モンスターズに弱点はある?」
「THE WORLDとは別の能力?」
など、気になる人も多いでしょう。
結論からいうと、スケアリー・モンスターズは生物を恐竜化させる能力を持つスタンドです。
ディエゴ自身が恐竜化することで身体能力や感覚を大幅に高められるだけでなく、他の生物を恐竜化して操ることもできます。
ただし、もともとはディエゴ自身が最初から持っていたスタンドではないという点が重要です。
この記事では、スケアリー・モンスターズの能力、ディエゴが使えるようになった理由、恐竜化の強さや弱点、THE WORLDとの違いまで解説します。
※ここから『スティール・ボール・ラン』のネタバレを含みます。
スケアリー・モンスターズとは?
スケアリー・モンスターズは、生物を恐竜化させる能力を持つスタンドです。
名前の由来を連想させるように、能力を受けた人間や動物は恐竜のような姿へ変化します。
特に印象的なのがディエゴ・ブランドー。
ディエゴは自身を恐竜化することで、人間離れした身体能力や優れた感覚を手に入れます。
SBRは乗馬による大陸横断レースが中心となる作品ですが、この能力によってディエゴは戦闘でも非常に危険な存在となりました。
単純なパワー型スタンドとは違い、
変身
+身体能力強化
+感覚強化
+他者の恐竜化
+恐竜の支配
を組み合わせられるところがスケアリー・モンスターズの強みです。
スケアリー・モンスターズは元々ディエゴのスタンドではない?
ここは特に混同しやすいポイントです。
結論からいうと、スケアリー・モンスターズは最初からディエゴ固有のスタンドとして登場したわけではありません。
もともとの能力者は、フェルディナンド博士です。
フェルディナンド博士は「悪魔の手のひら」を通過したことでスタンド能力を獲得。
スケアリー・モンスターズを使い、ディエゴを含む生物を恐竜化してジョニィやジャイロを襲わせました。
しかし、この戦いの中でディエゴは聖なる遺体の「左眼」を手にします。
フェルディナンド博士が死亡した後も、ディエゴには恐竜化能力が残りました。
ここからディエゴは、スケアリー・モンスターズを自分自身のスタンド能力として使用できるようになります。
そのため、「フェルディナンド博士の能力なのか、ディエゴの能力なのか?」という疑問が生まれやすいわけです。
SBR中盤以降では、ディエゴの代表的な能力として定着していきます。
能力①ディエゴ自身を恐竜化する
ディエゴ版スケアリー・モンスターズの基本となるのが、自分自身の恐竜化です。
恐竜化したディエゴは、人間の状態を大きく上回る身体能力を発揮します。
特に、
走る速度
跳躍力
攻撃力
反射神経
嗅覚などの感覚
が大幅に強化されます。
恐竜といっても巨大なティラノサウルスへ完全変身するような能力ではありません。
人間としてのサイズ感をある程度保ちながら、恐竜の特徴を備えた姿へ変化します。
これによってディエゴは、スタンドバトルだけでなくSBRレースでも能力を活用できるようになります。
能力②一部分だけ恐竜化できる
スケアリー・モンスターズは、全身を恐竜に変えるだけではありません。
ディエゴは必要に応じて、身体の一部分だけを恐竜化することもできます。
これが非常に便利です。
完全に変身しなくても恐竜の能力を利用できるため、状況に応じて戦い方を変えられます。
人間としての判断力と、恐竜としての身体能力。
その両方を生かせることがディエゴ版スケアリー・モンスターズの強みといえるでしょう。
能力③他の生物を恐竜化できる
スケアリー・モンスターズの恐ろしさは、自分だけを変身させる能力ではないところです。
他の人間や生物も恐竜化させることができます。
恐竜化した生物を利用すれば、一人で戦う必要がありません。
複数の恐竜を敵へ向かわせたり、周囲の生物を利用したりすることで、集団戦にも対応できます。
つまりスケアリー・モンスターズは、
「自分自身を強化する能力」
であると同時に、
「周囲の生物を戦力へ変える能力」
でもあるのです。
相手からすると、ディエゴ本人だけを警戒していればよいわけではありません。周囲の生物まで敵になる可能性があるため、非常に厄介です。
能力④恐竜化した生物を操る
恐竜化させた生物は、能力者の支配下に置くことができます。
この性質によって、スケアリー・モンスターズは数で敵を追い詰めることも可能です。
通常の近距離パワー型スタンドの場合、本体とスタンドが中心となって戦います。
しかしスケアリー・モンスターズの場合、周囲の生物を恐竜化すれば、戦場そのものを自分に有利な環境へ変えられます。
特に自然の多いSBRの舞台とは非常に相性のよい能力です。
能力⑤優れた嗅覚で敵を追跡する
ディエゴが恐竜化するメリットは、筋力やスピードだけではありません。
特に強力なのが優れた感覚能力です。
匂いを利用して相手の位置を探るなど、人間では難しい追跡ができます。
SBRでは広大な土地を舞台に戦うため、相手の位置を把握できることは大きなアドバンテージ。
単純な戦闘能力だけを見ると派手さに欠けるように感じるかもしれませんが、索敵→追跡→高速接近→攻撃まで一つの能力で行えるところがスケアリー・モンスターズの強さです。
スケアリー・モンスターズはなぜ強い?
スケアリー・モンスターズの強さは「恐竜だからパワーがある」という一点だけではありません。
最大の魅力は汎用性の高さでしょう。
ディエゴ自身の身体能力を強化できる。
優れた感覚で敵を探せる。
他の生物を恐竜化できる。
恐竜化した生物を戦力として利用できる。
そして状況に応じて部分的な恐竜化も可能。
攻撃・移動・索敵・集団戦など、多くの状況に対応できます。
さらに能力を使用するディエゴ本人も、SBR屈指の騎手です。
ディエゴの高い判断力や勝負勘とスケアリー・モンスターズの性能が組み合わさることで、さらに危険な能力になっています。
スケアリー・モンスターズに弱点はある?
非常に使いやすい能力ですが、無敵ではありません。
まず、タスクACT4やD4Cラブトレインのような「法則そのものに干渉する能力」と比べると、スケアリー・モンスターズの中心はあくまで生物の恐竜化と身体能力の強化です。
圧倒的な防御能力があるわけではありません。
そのためディエゴ本人へ有効な攻撃を当てることができればダメージを与えられます。
また、恐竜化した生物を多数利用できることは強みですが、すべての状況で大量の生物を確保できるとも限りません。
周囲の環境によって能力の使い勝手が変わる部分もあります。
つまり、汎用性は非常に高いものの、絶対的な攻撃・防御能力ではないという点が弱点といえるでしょう。
ディエゴのスケアリー・モンスターズとTHE WORLDは別物?
SBR終盤を知っている人が混乱しやすいのが、
「ディエゴはスケアリー・モンスターズとTHE WORLDの両方を使えるの?」
という点です。
結論からいうと、同じディエゴが二つのスタンドを使い分けているわけではありません。
SBR本編でスケアリー・モンスターズを使用するディエゴと、終盤に登場する「THE WORLD」を使用するディエゴは異なる世界の存在です。
通常世界のディエゴ
→スケアリー・モンスターズ
別世界から連れてこられたディエゴ
→THE WORLD
という違いがあります。
ファニー・ヴァレンタインのD4Cによって平行世界が存在するSBRだからこそ成立する展開です。
▶ SBRのTHE WORLDとは?ディエゴの能力やDIOとの違いを解説
スケアリー・モンスターズとTHE WORLDはどっちが強い?
単純な能力性能で考えるなら、時間を停止できるTHE WORLDの方が戦闘では有利になる場面が多いでしょう。
しかしスケアリー・モンスターズには、THE WORLDにはない汎用性があります。
スケアリー・モンスターズは、
恐竜化による身体強化
優れた索敵能力
他者の恐竜化
複数の生物を利用した戦術
などが可能です。
一方THE WORLDは「時間停止」という圧倒的な戦闘能力を持っています。
そのため、
純粋な一対一の戦闘→THE WORLD
追跡・レース・集団戦・環境利用→スケアリー・モンスターズ
というように、得意分野が違うと考えると分かりやすいでしょう。
スケアリー・モンスターズはディエゴに合ったスタンド?
スケアリー・モンスターズは、ディエゴというキャラクターと非常に相性のよい能力です。
ディエゴは貧しい環境から這い上がり、騎手として成功した人物。強い野心を持ち、勝利するためなら状況を冷静に利用します。
スケアリー・モンスターズもまた、単純に真正面から殴り合う能力ではありません。
自分の身体能力、周囲の生物、地形、嗅覚など、利用できるものを最大限に使って相手を追い詰めます。
環境へ適応しながら生き残り、勝利を奪い取る。
その戦い方は、厳しい環境から成り上がってきたディエゴ自身の生き方とも重なって見えます。
まとめ|スケアリー・モンスターズは恐竜化を利用する万能型スタンド
スケアリー・モンスターズは、生物を恐竜化させる能力を持つスタンドです。
主な能力をまとめると、
- ディエゴ自身を恐竜化する
- 身体の一部分だけを恐竜化する
- 身体能力や感覚を強化する
- 他の人間や生物を恐竜化する
- 恐竜化した生物を利用して戦う
- 優れた嗅覚などで相手を追跡する
などがあります。
そして重要なのは、もともとフェルディナンド博士が使用していた能力だったこと。
ディエゴは聖なる遺体の左眼と関わったことで、後にスケアリー・モンスターズを自分自身のスタンドとして使用するようになります。
タスクACT4やD4Cラブトレインのような規格外の能力とは方向性が異なりますが、攻撃・追跡・移動・索敵・集団戦など幅広い状況に対応できるのが魅力です。
さらに終盤には、スケアリー・モンスターズではなく「THE WORLD」を使用する別世界のディエゴも登場します。
スケアリー・モンスターズのディエゴとTHE WORLDのディエゴは何が違うのか。
ここまで理解すると、SBRにおけるディエゴ・ブランドーというキャラクターをさらに深く楽しめるでしょう。


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