『呪術廻戦』に登場する夏油傑は、かつて五条悟と並んで「最強」と呼ばれた特級呪術師です。
しかし、呪術高専を離反した夏油は『呪術廻戦 0』で百鬼夜行を起こし、乙骨憂太との戦いに敗れました。その後、本編では死亡したはずの夏油が再び五条の前へ現れたため、「夏油は生きていたの?」「最後は誰に殺された?」「羂索とは何が違う?」と混乱した方も多いでしょう。
結論として、夏油傑本人は『呪術廻戦 0』の最後で死亡しています。本編に登場した夏油の正体は、遺体を乗っ取った羂索です。
この記事では、夏油が最後にどうなったのか、乙骨との戦い、五条との最期の会話、羂索に肉体を利用された経緯まで詳しく解説します。
夏油傑は最後どうなった?結論
結論から言うと、夏油傑は、百鬼夜行で乙骨憂太に敗れた後、五条悟によって命を絶たれました。
夏油は乙骨が持つ特級過呪怨霊・祈本里香を手に入れるため、2017年12月24日に新宿と京都で百鬼夜行を実行します。
しかし、乙骨との直接対決に敗北。重傷を負って逃げた先で、かつての親友だった五条と再会しました。
五条と最後の言葉を交わした後、夏油本人は死亡します。
その後に本編で活動していた「夏油傑」は本人ではなく、夏油の肉体と呪霊操術を利用していた羂索です。
夏油傑はなぜ百鬼夜行を起こした?
夏油の目的は、非術師を排除して呪術師だけの世界を作ることでした。
しかし、その計画を実現するためには、呪術高専をはじめとする呪術界全体と戦えるほどの力が必要です。
そこで夏油が狙ったのが、乙骨憂太に取りついていた祈本里香でした。里香は「呪いの女王」と呼ばれるほど強大な力を持ち、完全顕現した状態では非常に高い戦闘能力を発揮します。
夏油は里香を呪霊操術で取り込み、自分の戦力にしようと考えました。そのために新宿と京都へ大量の呪霊を放ち、呪術高専の戦力を分散させます。
この大規模な襲撃が「百鬼夜行」です。
百鬼夜行は単なる無差別攻撃ではなく、乙骨を孤立させて里香を奪うための陽動作戦でもありました。
夏油傑と乙骨憂太はなぜ戦った?
夏油は里香を奪うため、乙骨が残った呪術高専へ乗り込みます。
夏油は乙骨に対し、自分と同じ呪術師でありながら非術師を守る姿勢を否定しました。一方の乙骨は、夏油の思想を受け入れません。
乙骨にとって真希、狗巻、パンダは、自分が生きる意味を見つけるきっかけをくれた大切な仲間です。
仲間を傷つけた夏油に対し、乙骨は強い怒りを見せました。
戦いでは、夏油が多数の呪霊を使いながら乙骨を追い詰めます。さらに、夏油は保有する呪霊を一つにまとめて放つ極ノ番「うずまき」を使用しました。
乙骨も里香の力を最大限に引き出して対抗し、両者の大技が激突します。
夏油傑は乙骨憂太に敗北した
夏油は特級呪術師として非常に高い実力を持っていました。しかし、乙骨が里香との間に結んだ縛りによって、想定以上に強大な力が引き出されます。
その攻撃を受けた夏油は敗北し、片腕を失うほどの重傷を負いました。
ただし、乙骨がその場で夏油を完全に倒したわけではありません。夏油は重傷のまま逃走しています。
また、夏油は百鬼夜行のために多数の呪霊を新宿と京都へ分散させていました。もし手持ちの呪霊をすべて乙骨との戦いへ集中させていれば、結果が変わっていた可能性も示唆されています。
つまり夏油は乙骨を甘く見ていたことに加え、百鬼夜行によって戦力を分散させたことも敗北につながったと考えられます。
夏油傑を最後に殺したのは五条悟
乙骨との戦いに敗れた夏油は、重傷を負ったまま路地裏へ逃げ込みました。
そこへ現れたのが五条悟です。
五条と夏油は、呪術高専時代にともに「最強」と呼ばれた親友でした。しかし、夏油が非術師を排除する道を選んだことで、二人は敵対関係になります。
再会した夏油は、自分の家族とも呼べる仲間たちが無事であることを五条から聞かされました。
その後、五条は夏油へ最後の言葉を伝えます。
決定的な場面そのものは直接描かれていませんが、その後の物語や公式設定から、夏油はこの場で五条によって命を絶たれたと考えられています。
夏油本人の物語は、ここで一度終わったのです。
五条悟が夏油傑に言った最後の言葉とは?
五条が夏油へ伝えた最後の言葉は、作中で明確には描かれていません。ただし、夏油はその言葉を聞いた後、笑顔を浮かべています。
五条にとって夏油は、敵になった後も唯一の親友でした。
そのため、二人の友情や、今でも夏油を特別な存在として思っていることを伝えた可能性が高いと考察されています。
夏油は五条の言葉に対し、悪態をつくような返事をしながらも、穏やかな表情を見せました。
思想も立場も異なる二人ですが、高専時代に築いた関係まで完全に消えたわけではありません。
最後に五条と話せたことは、夏油にとってわずかな救いだったのかもしれません。
五条悟はなぜ親友の夏油を殺した?
五条が夏油を手にかけた理由は、夏油がすでに多くの人を傷つけ、今後も非術師の排除を続ける意思を変えなかったからです。
五条は夏油の苦しみや、呪術界に対する不満を理解できる部分はあったと考えられます。しかし、非術師を排除するという方法を認めることはできませんでした。
また、夏油は乙骨との戦いで致命的な重傷を負っており、逃げ切れる状態ではなかったとみられます。
五条は呪術師として夏油を止めると同時に、親友としてその最期を引き受けたのでしょう。
公式インタビューでも、五条は夏油の考え方の「理屈」は理解しても、同じ方法を選ばなかったという解釈が語られています。
本編で夏油傑が生きていたのはなぜ?
『呪術廻戦 0』で死亡したはずの夏油は、本編で再び姿を現します。しかし、この人物は夏油本人ではありません。
正体は、他人の肉体を乗っ取って長い時代を生きてきた術師・羂索です。
羂索は脳を入れ替えるような方法で他人の肉体を支配し、乗っ取った人物の術式も使用できます。
夏油の額に縫い目があるのは、羂索によって肉体を乗っ取られた証拠です。
つまり本編に登場する人物は、
- 外見:夏油傑
- 肉体:夏油傑
- 術式:夏油の呪霊操術
- 中身・人格:羂索
という状態でした。
夏油が生き返ったわけではなく、遺体を別人に利用されていたのです。夏油の肉体を乗っ取った人物が羂索であることは、アニメでも天元によって明かされています。
羂索はなぜ夏油傑の肉体を選んだ?
羂索が夏油の肉体を選んだ最大の理由は、夏油の術式「呪霊操術」を手に入れるためです。
呪霊操術は、取り込んだ呪霊を自由に操れる非常に強力な術式です。
羂索はこの能力を利用し、真人をはじめとする特級呪霊を計画へ組み込みました。
さらに、呪霊操術の極ノ番「うずまき」を使用すると、一定以上の等級を持つ呪霊から術式を抽出できる場合があります。
羂索は真人を取り込んでうずまきを発動し、真人の術式「無為転変」を利用しました。
この行動が死滅回游を始める重要な準備につながっています。
夏油の肉体は、羂索の計画にとって極めて価値の高いものだったのです。
なぜ夏油の遺体を羂索に奪われた?
夏油の遺体がどのような経緯で羂索の手に渡ったのかは、詳しく描かれていません。
ただし、五条が夏油の遺体を家入硝子のもとへ運び、適切に処理させなかったことが関係しているとされています。
五条にとって夏油は親友です。
そのため、遺体を通常の呪詛師と同じように扱うことに抵抗があったのかもしれません。
しかし、その判断によって遺体が残り、羂索につけ込まれる結果となりました。
羂索は夏油の肉体を手に入れ、呪霊操術だけでなく、夏油の外見や記憶の一部まで利用します。
五条にとって、親友の姿が敵に使われたことは非常に残酷な出来事でした。
渋谷事変で夏油の体は五条に反応した
渋谷事変で羂索は、夏油の姿を利用して五条を動揺させました。
五条の六眼は、目の前の人物の肉体や呪力を夏油本人と判断します。しかし、五条自身は直感的に夏油ではないと見抜きました。
五条が夏油の肉体へ呼びかけると、羂索の意思に反して右腕が動き、自分の首を絞めるような反応を見せます。
夏油本人の魂が残っていたのか、肉体に刻まれた記憶が反応しただけなのかは明言されていません。
ただし、この描写は、五条と夏油の関係が肉体へ残るほど深かったことを象徴しています。
夏油本人が完全に復活したわけではありませんが、かつての親友への思いが一瞬だけ表面化したようにも見える場面です。
夏油傑は復活した?
結論として、夏油傑本人が復活した事実はありません。本編で夏油の姿をしていたのは、あくまで羂索です。
渋谷事変で夏油の肉体が反応したことから、「本人の意識が残っているのではないか」と考察されました。
しかし、夏油が肉体の主導権を取り戻し、人格として復活する展開は描かれていません。
羂索が乙骨憂太に倒された後も、夏油本人が戻ることはありませんでした。
そのため、原作完結時点では、夏油傑本人は『呪術廻戦 0』で死亡したままだと考えてよいでしょう。
夏油傑の最期は救いだった?
夏油は多くの人を傷つけ、呪術師だけの世界を作るという危険な思想を掲げました。その行動は許されるものではありません。
しかし夏油は、最初から残酷な人物だったわけではありません。もともとは非術師を守ることを呪術師の役割だと信じ、仲間思いの青年でした。
天内理子の死や灰原雄の死、呪術師ばかりが犠牲になる現実を経験し、少しずつ心を追い詰められていきます。
最後まで思想を撤回することはありませんでしたが、五条と二人で話した瞬間だけは、呪詛師ではなく高専時代の夏油へ戻ったようにも見えます。
親友である五条が最期を見届けたことは、悲劇の中に残された数少ない救いだったのかもしれません。
SNS・読者の反応
夏油の最期について、読者からは次のような感想が見られます。
「最後に五条と話せたことだけが救いだった」
「乙骨に負けた後の夏油の表情が切ない」
「夏油本人と羂索を別人として考えないと混乱する」
「親友の体を羂索に使われた五条がつらすぎる」
「五条が最後に何を言ったのか知りたい」
特に、敵同士になった五条と夏油が最後まで互いを特別な存在としていた点に、心を動かされた読者が多いようです。

まとめ
夏油傑の最後についてまとめると、次のようになります。
- 祈本里香を奪うために百鬼夜行を起こした
- 呪術高専で乙骨憂太と戦い、重傷を負って敗北した
- 逃走した先で五条悟と再会した
- 五条と最後の言葉を交わした後、命を絶たれた
- 本編に登場する夏油の正体は羂索だった
- 羂索は夏油の肉体と呪霊操術を利用した
- 渋谷事変では夏油の肉体が五条の声に反応した
- 原作完結時点でも夏油本人は復活していない
夏油傑本人の物語は、『呪術廻戦 0』で五条に最期を見届けられたことで終わっています。
その後の夏油の姿は羂索によって利用されたものであり、夏油本人の意思による行動ではありません。
だからこそ、夏油本人の行動と羂索の計画を分けて理解することが、『呪術廻戦』の物語を正しく把握するうえで重要です。


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